6月末のある日。
マンションのポストに1枚の往復はがきが届いていた。
一昨年の7月9日に亡くなった叔父の三回忌のお知らせだった。
もう2年経ったんだ…。
その2年が早かったのか長かったのかと言えば
あっと言う間だったというのが一番正確な感じがする。
その晩、その件について実家の母に電話を入れた。
出席できないから何かお供え物でも送ったほうがいいのか、と訊くと
はがきを作ったのは妹で、私が帰って来れないのは判っていたが
はがきが1枚余ったからとりあえず出しといただけだから
余計なお金は使わなくていいから返信だけ出しとけばいいよ、とのこと。
それより体調はどうなの?と訊かれて返事に詰まった。
不眠が再発して薬が増えた、とは言いにくかった。
「ん〜まぁ…ぼちぼち」
母は何かを感じたような間を置いたあと、「そうかい」と言った。
また電話するね、と言って話を終えた。
いつも母の勘というのは鋭いものだ。