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吐息⇔タメイキ

恋愛・結婚生活・病気。 婚外恋愛あり、うつの通院記録あり、不妊治療記録あり。 独り言ばかりのブログ。
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2008/05/14(水) 17:34:01
 
  サプライズコール  

5月10日土曜、21時頃。
旦那と買い物を終え車の中でふと携帯を見ると
知らない番号からの着信があった。
ただ、知らない番号と言っても我が家の番号と非常に似ていたが
留守電も入ってなかったし掛け直すのも躊躇われたので
そのままにしておいた。

その次は12日月曜、20時半頃、旦那からの帰るコールを
切った直後にまた同じ番号から電話が掛かってきた。
出ようかどうか少し迷ってから通話ボタンを押し耳に当てると
ちょうど相手も電話を切ったところだった。
結局誰からなのか分からずじまい。
旦那も、イタズラかもしれないから掛け直さないほうがいい、
と言うので気にはしつつもそのままにしておいた。
そして13日火曜、20時過ぎ。
またあの番号からの電話が掛かってきた。
今度はすぐに出てみた。
電話の向こうから聞こえたのは男性の声だった。

『○○クリニックの××ですけど』

一瞬何のことだか理解出来なかった。
でもこのはきはきした声には聞き覚えがある。
言葉が出ずに無言でいると向こうがもう一度名乗った。
『凛さん?××です。こんばんは』
それでやっと電話の主が誰なのか分かった。
「え?先生?××先生ですか?」
精神科の主治医だった。
でも今度は「何で先生から携帯に電話が?」という疑問が生まれて
ちょっとしたパニックが起きた。
先生から直接電話?何?何がどうなってる?
『こんばんは。実はこの前の血液検査の結果なんだけどね』
それを聞いて私はハッとした。
これまで血液検査をしても結果は2週間後の受診時に聞かされるだけで
わざわざ電話なんか掛かってきたことはなかった。
まして採血したのは9日の金曜日。
その翌日から先生は電話を掛けてきていたことになる。
よっぽど急を要する結果が出たのだろうか…?
私は祈るような気持ちで先生の言葉を待った。
『結果自体は特に異常は無かったです』
その言葉にひとまずホッとした。
でもまだ続きがあった。
『でも前に話したTTTってやつが今回も少し高くてね…』
「あ、それ、△△先生(神経内科)に訊いてみたら
今の値が10倍になったら気にするくらいでいいよって言ってました」
『普通はそうなんだけどね。
12月に検査した時より中性脂肪が高くなってるんだ。
その影響じゃないかと思うんだ、今回高いのは』
「はあ…」
『まあ今すぐどうこうってモノでもないんだけどね。
血清鉄が少し低いけど貧血ってほどのものでもないし
身体のだるさに繋がるようなものは見つからなかったけど
ちょっと気になったものだからそれだけ伝えておこうと思って』
「そうなんですか。わざわざありがとうございました」
お礼を言いながら私は考えていた。
20時過ぎという時間的にも診察が全部済んでから掛けてきてるはずだ。
何か指示を出す訳でもなく、注意喚起する訳でもなく
特に異常も緊急性もない検査結果を伝えるために
3日間も電話を掛け続けてくれていたのだろうか?
次回予約日の23日でも良かったんじゃないのか?
前回の検査の時もそうだったのだから。
疑問だけがぐるぐると頭の中を駆け巡っていた。

『それじゃ、そうことなんで』
「あ、先生」
その声に我に返った私は慌てて呼びかけた。
「掛けてもらってついでで申し訳ないんですけど。
仕事のこと、なんとか退職させてもらえることになりました。
ここのところ毎日派遣会社から電話が来てて
今月末まで続けてくれとか今週だけでもとかしつこく言われて
ちょっと参ってたところだったんでホッとしました…」
『そっか、よかったね。その話はまた次の時にゆっくりしようね』
「はい。本当にわざわざありがとうございました」
『いえいえ。じゃまたね。失礼します』
「ありがとうございました。失礼します」

通話の切れた携帯を見つめて私はしばしボーッとしていた。
いつも面と向かって聞くのと全く同じ話し方、声のトーン。
内容もいたって事務的なものであって他意なんか微塵も感じられない。
もしかすると、9日の診察時の私の様子があまりにも酷く見えて
その後の様子伺いも兼ねていたのかもしれない。
おそらく私以外の患者にもこうやって電話をしているのだろう。
先生は主治医として患者のケアをしているに過ぎない。
そう分かっているのに、どうしてこんなに鼓動が激しくなるんだろう。
検査の結果が異常なしということよりも、先生がわざわざそれを
伝えるために電話をしてくれたという事実がこの上なく嬉しかった。
旦那に「謎の着信の主は先生だった」ということを話すと
「そこまでしてくれるなんていい先生だなぁ。
よっぽど心配してくれてるかマメなんだろうなぁ」
と感心していた。

昨夜は久々にぐっすり眠れた。
先生の声が今の私にとっての一番の眠剤だ。
ありがとう、先生。
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