吐息⇔タメイキ

恋愛・結婚生活・病気。 婚外恋愛あり、うつの通院記録あり、不妊治療記録あり。 独り言ばかりのブログ。
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2007/04/04(水) 16:20:08
 
  秘密主義  

昨日、親友S子が「誕生日おめでとう」とメールをくれた。
それから何度かやりとりをしているうち、今日は彼女の旦那さんが
東京へ出張してるので夜にでも話そうよ、ということになり
久しぶりに2時間半ほどしゃべった。
お互いの近況報告から始まり、共通の友達の結婚話や退職の話題に続き
「で、そっちはどうなの?」と訊かれた。
相変わらず旦那は派遣の日雇いを続けていること、
私も通院を続けていることを話した。
「前に電話した時(去年の10月頃)、あんた外にいるから
詳しく話せないからまた今度って言ってたけど、あれ何だった?」
不妊検査をしたことを話そうかどうか迷っていた時のことだ。
「実は…不妊検査受けたんだよね」
「そうなの?で?凛の方に原因があったの?」
「いや、旦那の方…」
「…やっぱりね」
「なんで『やっぱり』?」
「そんな気がしてた。なんとなくだけど。
だから前に私言ったことあったじゃん。
『一度旦那の検査してみたら?』って」
「知らなくていいものなら知りたくなかったからね…。
それに私が妊娠しにくい体質だってことも分かったし。
検査受けたことはどっちの親にも話してないし
今後も話すことはないと思う。話すのはあんたが始めてだよ。
ま、子供を望むなら顕微授精しかないってはっきり言われたけど
それはもうほとんど諦めてるからいいんだ。
お金もかかりすぎるし、今はそんなことより生活の基盤を作らないと」
「それはそうだけど…。でも可能性はある訳でしょ。
今は無理でも数年して生活も安定したら出来るかもしれないじゃん」
「その時になったら考えるよ。でも今はそれを優先には出来ないから」
「…少子化少子化って言って産む気のない人に産めって言うより
欲しくても出来ない人に援助する方がよっぽど出生率上がるのにね。
せめて保険が利くようになればいいのに」
「私が検査した病院の先生も『将来的にも不妊治療に保険が
適用されることはまずないと思います』って言ってたわ。
保険は病気を治療するためのものであって、不妊が直接
死に結びつく訳じゃないから『治療』にはならないんだって」
「なるほどね。でもなんか納得いかないよねぇ」
「仕方ないよ、そういう社会なんだからさ」
「そんな遠いとこに嫁に行ってそんな悩み抱えてさ。
もっと旦那がしっかりしてくれれば
凛がそんなに一人で悩むこともないのにな。
…今は諦めたって言ってても、将来後悔はしない?
友達同士で集まって子供の話になったり、老後に孫の話が出た時
『やっぱりあの時治療受けてれば…』って思うかもしれないよ?
それでも凛は後悔しない?」
「それは分かってるよ。
でも子供がいないのは、それが私の人生だと思ってるから。
『あなたたちは子供がいてしたいことも自由に出来ないだろうけど
うちはいつでも二人で自由に生きられるのよ』って
それくらい余裕かませるくらいになってるよ、その頃には」
「それならいいけど…後悔だけはして欲しくないからさ」
「うん、ありがと。大丈夫だよ」
「ところでさ…例の彼氏とどうなったの?」
「ああ…もう半年以上連絡取ってない」
「そっか、ならいいんだけど気にはしてたんだ。
でもさ、もしかしたらそっちと子供出来てたかもしれない…でしょ?」
「はは…可能性はあったかもね」
「もしそうなってたら旦那ショックだったろうね~。
壊れちゃってたかもしれないよ、あの性格だと」
「そだね…そしたら私は旦那に一生かけて償うしかなかっただろうね」
「別れて彼氏と一緒になるって選択肢は無かったんだ(笑)」
「一瞬は考えたこともあったけどね。
一緒に生きていく相手としては私には合わないって
すぐに分かったから。
一応私だってそうならないように気は使ってたつもりだし」
「その辺はシビアだよね、昔から。
なのに今はなんでこんなに悩んでんだろうね~、まったく」
「それは旦那にいいところもたくさんあるからだよ、
頼りないとかそういうところを差し引いても。
それに…私、一人じゃないから大丈夫だよ」
「どゆこと?」
「今通ってる精神科の先生がね…」

不妊の原因が旦那にあったと泣きながら話した私に
自身の体験をためらいながらも話してくれた先生のことを話した。
「そんな先生なら凛と自分のことを重ねて見てくれてるだろうね。
他人事じゃない訳だから。
医者としての部分と人間としての部分をちゃんと分けて
接してくれてるんだろうね。いい先生じゃん」
「うん、私もいい先生に出逢えたって思ってる。
だから今の病院を変わりたくないっていうのもあって
思い切って実家に戻るって決断も簡単には出来ないんだよね。
それに、本当のこと言えば…先生のこと、好き…かな…。
あ、でもね、これは転移っていって恋愛感情とは違うものらしいって
ネットで調べて分かったんだけどね」
「それは悪いことじゃないと思うよ。
だって、その先生は今の凛にとって必要な存在なんでしょ?」
「うん。何かあった時、すぐそばに私のことを理解してくれてて
いつでも話を聞いてくれる人がいるって思うだけで
安心出来るんだよね。
だから私は一人じゃないって思えるんだ」
「じゃあその『好き』がどんな種類だとしても凛にとっては
大切な人なんだから、そんな人がそばにいるのはいいことだと思う。
ちゃんと治療してもらうんだよ」
「うん、そだね。
でもさ、この前の診察の時に言われたんだよね。
『DVで悩んで受診する人もたくさんいるから
病気に関して君を責めたりせず見守っててくれる旦那さんの
その優しさはとても大事なことだよ』って。
先生はきっと『君は恵まれてる方なんだよ』ってことを
言いたかったんだろうけど、私は
『じゃあ暴力受けてないから私の悩みは小さいものなの?
私も暴力振るわれてたらそれは大きな悩みになるの?』
って思っちゃった」
「それは違うよ。確かにその言い方だとそうもとれるけど。
他人から見てその悩みがどの程度かなんて問題じゃなくて
その人にとってどれだけの重さがあるのかが問題なんだよ。
確かにDVは他人が見て分かりやすい悩みではあるけど
精神的な悩みや家庭内の悩みは本人しか分からないんだから
目に見える部分だけで悩みの大小を比べるのは無意味だよ。
先生だって専門家なんだからそういうことは言わないと思うよ。
人と比べること自体が無駄なことだよ、ね?」
彼女は一生懸命そう言ってくれた。
…分かってるよ、私も。
でも、どうしてもそのことが頭から離れないんだ。

その後は娘が10日に入園式なのにオムツが取れないと嘆き(笑)
しかも旦那さんが9日からドイツ出張で出席出来ないこととか
家電量販店に行ったら旦那さんがプログラムした部品が使われている
製品を見つけて感動したこととか話す彼女を
「幸せなんだなぁ」と思ったら何だか私も嬉しくなった。
彼女は裏表のない貴重な友人で、私はそれに何度も救われてきた。
そんな彼女に幾度となく言われ続けてきたのは
「凛は秘密主義すぎる」という言葉だった。
昨日の電話ではその言葉は出なかったけれど。
ごめんね、私の秘密主義は直りそうにないよ。
だって昨日の話の中でも自分の気持ちを隠してしまったから。

私は、先生のことが好きなんだ。
転移とか、そんなのどうでもいいから、好きなの。
でもたとえ相手がS子であってもその気持ちを口にしてしまったら
一生懸命抑えてるこの気持ちに歯止めが利かなくなるから。
だから、「精神療法ではよくある症状なんだって」と強調した。
彼女にとってはどっちだっていい話だけど
私の中では大事なことだから、素直に言えなかった。

私は嘘をついてばかりだ。
親友に対しても、自分自身に対しても。
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