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吐息⇔タメイキ

恋愛・結婚生活・病気。 婚外恋愛あり、うつの通院記録あり、不妊治療記録あり。 独り言ばかりのブログ。
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2007/02/25(日) 23:03:39
 
  カウンセリング39回目  

23日は精神科の日だった。
26日から仕事に行くことになったことを報告した。
時間的にも仕事量的にも負担が少ないので
様子を見ながら続けたい、と話した。
先生は「良かったね」と言ってくれた。
その仕事の面接が19日の午前でその場で採用が決まり
その日の午後に婦人科に行って、仕事が決まったから
しばらく通院を止めたいと言ったところ
人工授精を勧められたことを話した。
「え?でも…」
先生は怪訝そうな顔をした。
「そうなんです。費用も含めて環境が整わないし
仕事も長期で契約したのでって言ったら
『費用的に厳しいのなら人工授精をしてみたら』って。
以前は体外どころか顕微じゃないと無理だって言ってたのに…。
人工授精はしても無駄、みたいなことまで言われてたんで
私としてはもう諦める気持ちの方が強くなってたし
面接の時も子どもの予定はないですって言ったんです。
なのに仕事を決めてからそんなことを言われても素直に喜べないです。
おそらく引き止めたかったんでしょうけど
やっても無駄に等しいことをやる意味があるのかなって…」
「そうだよね。もっと早く言ってくれてたら仕事してないうちに
何回かはチャレンジ出来てたかもしれないのにね。
あなただって急いで仕事を決める必要もなかっただろうし…。
本当、今更って思っちゃうよね」
先生の口調にいつもよりずっと多くの同情を感じて、
私は自分の思いが一方的に身勝手なものではないのかも、と
少し安心出来た気がした。
「人工授精だと一回いくらくらいかかるの?1万円くらい?」
「今の病院では訊いてないですけどネットで調べると
費用を表示してある病院だと大体1万5千円程度みたいです」
「じゃあ顕微授精の30分の1くらい?もっとかな」
「45万くらいかかるようなんでそのくらいですね」
「まあ、ある程度の成功率が見込めるのであれば
やってみる価値はあるだろうけど、これまでの話じゃ
ほとんど可能性はなさそうだよね。
僅かな可能性に賭けてしんどい思いをするよりも
しばらくは仕事を続けてお金貯めて顕微に挑戦する方が
いいかもしれないね」
「私もそう思います。
来週もう一度行くのでその時にまた話をしてみますけど」
「うん、そうした方がいいね」

「実は、勉強を始めたんです。何か目標を持とうと思って。
仕事と勉強いっぺんに始めて大丈夫かなって少し思ったんですけど
旦那も『出来そうだったらやってみたら』って言ってくれたし。
でも私が冗談で『勉強してる間は仕事しなくてもいい?』って訊いたら
『仕事しながらでも勉強は出来るやろ。仕事して』
って言われたんで、それなら仕事も勉強も家事も全部こなして
見返してやる!って思って(笑)」
「あはは、何だか結婚当初みたいな感じになってきたね」
「そうですね~(笑)。
でも勉強は楽しいし一時期に比べて数段やる気が出てきた気がします」
「そっかそっか、いいことだね、うん」
先生はいつも、私を安心させるために笑いかけてくれる。
でも私がやる気を持ち始めたことに対して
本当に嬉しそうな顔を見せてくれたことが私には嬉しかった。

そして勉強を始めたという話題がきっかけになって
気付いたら『結婚の意味』について話していた。
先生もカルテを閉じて雑談みたいな感じだった。
私は、結婚していても相手に自分の人生すべてを預けて
生きるも死ぬも一緒、というスタイルは到底受け入れられない。
生活を共にしていても常に『個々の人間』として付き合っていきたい。
たとえ一人で生きていかなければならなくなった時でも
自分を守り支えていくのは自分自身なんだ、それが私の考えである。
だから勉強を始めたのもそれを仕事に活かせたら、という理由以外に
将来自立を余儀なくされた時に困らないように、という考えもあった。
「旦那がもっと計画性がって私を引っ張っていってくれるような人なら
黙って付いて行こうとも思えるんですけど今はそうは思えなくて。
もしも何か事が起きたとき、すべてを旦那に任せきっていたとしたら
絶対に旦那を責めてしまうだろうってことが自分でも分かるんです。
だからそうならないようにするためには
始めから頼り切らなければいい、信じなければいいって…。
でもそれだと結婚している意味って何だろう、って
ことになるんですけど…」
「そうだねぇ。夫婦の形はいろいろだから。
全部何もかも旦那さん任せにしてる奥さんもいれば
あなたみたいな考えの人もいる。
良い悪いの問題じゃなくて本人たちがどう考えるかだよね」
「自分のことで旦那に迷惑かけたくないという気持ちももちろんですけど
それ以上に迷惑かけられたくない、足を引っ張られたくない、
責任を押し付けられたくない、そういうものから
自分を守りたいだけなのかもしれません…」

若い頃は自立することが強さだと信じていた。
誰にも頼らず、心から人を信じることもなく、
それを強さと勘違いしてひたすら強がって生きていたようなものだった。
でも、結婚して違う物の見方が出来るようになると
強いだけでは生きていけないのだということを知った。
人を信じられないことはおそらく私の最大の弱さなのであり
自分以外の人を信じることこそ強さであると気付いてもなお、
根底に流れるものの質は変えられなかった。
変えようと努力しては傷ついて、罪の意識を抱きつつ今日まで来た。
でもこの時は、自分の中に昔からあるずるくて醜い部分を隠し切れず
思わず口をついて出てしまった。
それに対して先生は何も言わなかった。
恐る恐る先生の顔を見ると、いつものように正面から
私の視線を受け止めて、笑みを返してくれた。
それだけのことだったけれど、ほんの少しだけ胸のつかえが取れた。

入眠剤の組み合わせを試行錯誤した結果
どうもテトラミドが翌朝まで残っているようだと話してみた。
「マイスリーとロヒプノールだけで眠れる?」
「大丈夫です。効きすぎるとかえって朝辛くて困るので
少しくらい早く目が覚めるくらいの方がいいです」
「そうだね、仕事行くのに困るもんね。
じゃあテトラミドは抜いておくね。
あとは気になることはない?」
「セルシンが少し眠気があるので出来たら朝晩だけがいいんですけど」
「うん、いいよ。じゃトレドミン、ミオナール、セルシンを朝晩、
夜はマイスリーとロヒプノールだけね」
実は先週、眠剤が朝残るという話をした時
「ロヒプノール1錠にしてみて」と言われた。
「えっと…前からずっと1錠だけですけど」
「あれ?そうだっけ?2錠じゃなかった?」
「一時的に2錠にしてもらいましたけどすぐ1錠に戻りました」
「そうだったっけ。ごめん、ずっと2錠だと思ってた。
それじゃテトラミドとロヒプノールを飲み比べてみて」
と言われたのだった。
処方ってカルテにはどう書いてるんだろう?と不思議に思った。
なにやら○で囲んだ番号を記入してるのは見えるんだけど…。
先生、処方した薬量は把握しといてください(笑)

「うん、じゃあまずは仕事だね。
去年のことがあるから無理だけはしないようにね。
まだガタガタッときちゃったら元も子もないから。
先生、来週いないから次は再来週ね。
じゃあまたね」

結局最後まで一度も「頑張れ」という言葉は先生の口から出なかった。
「頑張れ」がプレッシャーになることを危惧してのことだろう。
何気ない会話のように見えてすごく気を遣ってるんだな、と思った。
「『仕事頑張れ』って言ってもらえませんか」
そんな言葉が出かかったが、いつもの笑顔より親しみのある表情を
見せてくれただけで気持ちがいっぱいになった。

次の診察の時には私も笑顔で「頑張ってます」と言えるといいな。

今回の処方。
トレドミン、ミオナール、セルシンを朝晩1錠。
マイスリー、ロヒプノールを就寝前1錠。テトラミドはなし。
頓服として頭痛薬のカンファタニンを10回分。
片頭痛用のゾーミッグを3錠。
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